主に膝から下、足首までのどこかに明らかな「痛み」を感じている、今現在スポーツをしている人はいませんか?

シンスプリントという言葉は、そういったスポーツ経験者であれば耳馴染みがあるかもしれません。

今日はその「シンスプリント」がどういったものなのか?
どんな人に現れる症状なのか?
ではまず何をすべきなのか?
以降どうしていけばいいのか?
まで徹底的に書かせてもらおうと思います。

福岡の天神、大名で整体を行っています。
リラクゼーション整体院Adjust免t【アジャストメント】です。

シンスプリントとは?

まず、シンスプリントとはオーバーユース、日本語で“使い過ぎ症候群”と呼ばれます。

症候群とは、ざっくりとした説明をすると、例えば20個の項目の内、15個以上あてはまるので○○症候群と名前を付けましょう。としているものです。

そうして症状名を明らかにしないと病院で保険を適用できないので、まだ研究が足りないことからハッキリと「これ」と症状を確定して断定できないものに対して、幅広く病名として対応できるようにしたもの、と考えればよいでしょう。

つまるところ、オーバーユースとは人によって若干の症状の差がある病気や障害と言うことです。

シンスプリントになったAさんとBさんがいたら、これは同じ症状があるけど、これはAさんにはなくてBさんにだけある。
とかそういうことが普通にあると言うことです。

これは、その症状を見る側からすれば、治療法や対応が定まっていないと言うことを意味します。
つまり、経験や知識、実力がない人間には治すのが難しいと言うことですね。

過労性(脛骨)骨膜炎
過労性脛部痛
脛骨内側症候群

などなどシンスプリントという30年以上前から研究されている古典的な病名には幅広い解釈があり、発生や発症のメカニズムにも諸説あり、はっきりとしたことは何も明らかになっていない状態です。

しかし何もわかりませんでは、一体今まで何を研究していたんだ?と言われてしまいます。
なので統計的に明らかになった特徴というものがあります。

それが約40%の人が両足に症状が出て、痛みを感じる部分は10cm程度と長め、脛(スネ)の骨の内側と外側、膝下ちょっと内側のくぼみ辺りに鈍痛を感じ始めます。

これに当てはまらない場合もありますので、こういった症状が出る人が割合多めという程度に参考にしてもらえればと思います。

どんな人に現れる症状なのか?

次に、どんな人に現れる症状なのか?という話ですが、激しい運動をしている人がなりやすいですね。

繰り返しのランニングやジャンプ、さらに急な発進と急ブレーキを繰り返すなど、脚を多く使うスポーツ。
バスケットボール、サッカー、テニス、バレー、マラソン、ラグビー、剣道などが挙げられます。
他に陸上やダンス、スキー、体操、バレエなど足を酷使するスポーツなどにも見られます。

特にランナーの発生頻度が高く、20~50%のランナーがシンスプリントを発生すると言われています。
12~16歳の時に発症し始める人が最も多く、16歳をピークとして高校生や大学生に多いです。
男性に比べると女性の方がやや早期に発生する傾向があり、しかも女性の方が発症する割合が多く、1.5~3倍多いと言われています。

シンスプリントが起こる原因

その原因としては筋力不足がメインとなるでしょう。
発症時期が12歳~16歳に多いのは、つまり部活動などの急なレベルアップに身体が追い付かないことを意味します。
小学校から中学校、中学校から高校に上がった時に、部活動経験者ならその練習量と質の高さに驚いた人も多いでしょう。

私も小学校から野球(詳しくはソフトボール)をしていましたが、中学軟式から高校硬式に上がった時には、あまりにも練習で体力を使い果たし、家に帰って靴を脱ぐ前に力尽きて、玄関でそのまま仰向けに寝ていたことがありました。
高校1年の野球部に入り始めたばかりの頃です。
親に見つかって叱られた記憶があります。

しかし、まだまだ中学から上がったばっかりの小僧が大人ばりにガンガン動きまくっている練習に付いていけるわけもなく、その時期に筋力不足や疲労回復が追い付かず怪我をすることが多いのです。

女性に多いのは、女性の方が男性より筋肉の量も質も劣るからと言えるでしょう。
しかし女性も部活動では信じられないくらいの運動量を課せられることも少なくありません。
まだ発達していない筋肉に無理をさせるのは、男性よりも女性の方がキツイのだと言うことがシンスプリント発症者数で明らかになっているとも言えるでしょう。

特にまずは体力作りからだと言って、体育館や校庭の外周、田舎道などを走らされまくった経験があるのではないでしょうか?

硬い路面でのトレーニングは特に脚の負担が大きくなります。
急なランニングフォームの変更や、運動量、運動時間、運動内容、質の悪いシューズ、質がよくても成長を想定したサイズの合っていないシューズ類。
それによる筋肉の柔軟性の低下、又は柔軟運動の不備。
偏平足、回内足、O脚、X脚など負担のかかりやすい下肢。

これらがシンスプリントを発症する原因と言えます。

因みに回内足とは踵が内側に傾いている足を言います。
後ろからや前から見ると、外側にくの字でへこんでいる様に見えます。

シンスプリントかもと思ったら

ではシンスプリントかも?と思ったら、まず何をしなければならないか?ですが、これはまず間違いなく病院で画像診断を受けて下さい。
疲労骨折が似たような症状なのですが、骨折なら安静にして骨がくっつくまで待つしかありません。
それか負担のかからない部分のトレーニングやら柔軟をして、運動再開時に準備をするなどでしょうか。
レントゲン
USと言われる超音波検査
MRI
これらを医師の判断で受けて頂き、疲労骨折でない場合はシンスプリントなどと診断されるかと思います。

疲労骨折でなく、シンスプリントだった場合ですが、ここからが難しい所になります。
病院では安静を言い渡されると思います。
リハビリには長期間、そして何回も通わされることと思います。

そしてようやく私の出番なのですが、まず症状を見てどこが悪いのかを判断し、適切な方法をそれぞれに合ったやり方で行います。

最初に行った通り、どこをどう解せば良いのか?に関しては決まったやり方が全くありません。
現場判断です。

しかし経験上、大体ここは解しますねと言う点は足裏です。

痛がる人がほとんどですが、他の所は怪我のような痛みを訴える人が多いので最初からは解せないケースばかりです。
足裏は確かに痛いのですが、効いている痛さと言うか、硬い筋肉を解されている痛さの種類に近しい人が多いと思います。
足裏を丁寧に時間をかけて解すことが出来れば、次に解せる部位が見つかってきますので、後は知識と経験と技術があればどうにでも出来るという感じです。

つい最近、シンスプリントを繰り返しているという方がいらっしゃったのですが、30分でかなり良い状態まで持っていくことが出来ました。
10年には満たない長い期間ずっとという感じだったらしいので、流石に1回目のたった30分で何もかも完璧にとはなりませんでしたが、明らかな変化と良い兆候は感じてもらえたようでした。

その日にやってない他の部位、背中とか肩とかもやって欲しいと、既に別の身体の部位を相談されたのが印象的でしたね。

今後も運動される予定があるとのことだったので、施術後に問題点やらを説明しつつ、ケアのアドバイスを行いました。

やはりスポーツ等でお困りの方は、スポーツへの健康的な復帰を望んでいる方がほとんどなので、それを目指したアドバイスが必須となります。

安静にという言葉は医者でなくても誰でもが言えることですし、言われなくても当人が一番よく分かっていることでしょう
それでも安静に出来ない理由があるのが大抵だと理解しています。

なので少ない時間、少ない機会、少ない費用でお困りごとを解決する手伝いが出来ればと尽力しています。

福岡の天神、大名で整体を行っております。
リラクゼーション整体院Adjust免t【アジャストメント】でした。

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