マタニティケアについて

妊婦さんは多くの悩みを抱えます。

この記事は基本的には女性の方が目にされるかとは思いますが、奥さんのことを支えたいと色々調べた旦那さんにも、こんな悩みを抱えてますよってことを少しでも知ってもらうために、ちょっとした悩みについても書き記してみたいと思います。

福岡、天神の大名で整体を行っています。
リラクゼーション整体院Adjust免t【アジャストメント】です。

本題のマタニティケアに関しては、かなり下の方に細かく書いていますので、手っ取り早くそちらを読みたい方はこの辺の話は飛ばして頂いて構いません。

つわり

妊婦さん、妊娠、マタニティなどの単語から最初にすぐ思いつく症状は「つわり」じゃないでしょうか?
イメージ的には、気持ち悪くなって吐き気を催すって感じでしょう。
なんなら、こうした体調の変化によって妊娠したことに気付くってイメージの方も多いでしょう。

つわりにも色々ありますが、嗅覚の変化と味覚の変化がよく見られる症状です。
今まで好きだった食べ物が急に食べられなくなったり、匂いだけでも受け付けなくなったり。
これは何も食べ物に限る話ではありません。
良い匂いのするはずなオイル、アロマがダメになる方もいますし、旦那さんの臭いが受け付けられなくなる方もいます。
テレビとかで肉だったり重い食べ物系は見るだけで気持ち悪くなったりする方もいらっしゃるそうです。

妊婦さんは子供を授かっているわけだから無理にでもご飯を食べないといけない。
2人前くらい食べる必要がある。
とかいった風習も昔はあったそうですが、今はそれが病院なりで強要されることは一切ないですね。

無理に食べる、我慢することなどは母子ともにストレスがかかって良くありません。
親御さんや親戚の方、当然ながら旦那さんもこの辺のことには注意深く気遣ってあげましょう。

逆に、空腹が気持ち悪いので常に食べ続けてしまう方もいます。
食べづわり、と言われるものですね。
体重が増え続けてしまうので女性的にも問題ですね。
1番は、おかゆや雑炊などの消化の良いものをちょっとずつ食べるのが良いそうです。
しかし中には、口の中から水分を奪ってくれるようなクラッカーなど乾いているものを好む方もいます。
味のはっきりしたもの、濃い物はほどほどに抑えた方が良いのは間違いないのですが、やはり妊婦さんがそれぞれ1番自分の身体が何を嫌っているかを把握して実行するのが良いと思います。
我慢は身体に毒だからと言って無制限に自分を甘やかすのも良くありませんので、その辺は考えながら食べていくと良いでしょう。

マタニティブルー

もう一つよく聞く単語と言えば、マタニティブルーではないでしょうか?
妊婦に必要なホルモンの分泌だったりで体調が大きく変わり、身体にも、体重、骨格、脂肪、肌の調子、倦怠感、イライラ、疲労などの大きな変化が次々と現れ、妊娠中、又は妊娠後の自分の生活が今とどれくらいかわってしまうのか?という先の不安に苛まされてしまいます。

お仕事されている方は、産休から開けて自分はちゃんと仕事に戻れるのだろうか?とか
お腹の子がちゃんと育ってくれるだろうか?
無事に出産できるだろうか?
出産の痛みには耐えられるのだろうか?
産後はちゃんと育てられるのだろうか?
旦那は子育てにどれくらい関わってくれるだろうか?
産後に自分の変化した身体は戻るのだろうか?
などなど

細かく書き出したらいくらでも出てくると思いますが、それだけ多くの悩みを妊婦さんは長い妊娠期間中で何度も何度も考えます。

想像すればマタニティブルーになるのが当たり前とさえ思えてきますね。

男性の方は特にですが、奥さんに感謝と最大限のフォローをされるのがよろしいでしょう。
理解はなるべく、しかし勉強したからと言って理解した気になるのは大きな間違いですので注意が必要です。

妊婦さんはこういった悩みを、出来れば経験者の方にご相談ください。
または病院の先生。
妊婦さんに対する女性のフォローは、私個人的にですが経験上最大の物じゃないかと思います。

私が経験したと言う話ではありませんよ!

おそらくその妊婦さんが人生で体験する上で、人から受ける最大のフォローじゃないか?という話です。

相談した方との関係が悪くない限りは、必ずあなたの助けになってくれると思います。
それが絶対あなたに対して助けになるとは限りません。
アドバイスがあなたに合わない可能性もありますが、こんなに相談に乗ってくれるんだと言う心の助けにはなる筈です。

私はコミュニケーション能力が低いから・・・
と思った方は

天秤にかけましょう

今抱えている悩みや苦しみ、更に赤ちゃんの為などに比べれば、誰かしらに相談するなんてことは大したハードルではありません。

マタニティケアは受けるべきか?

さてやっと本題なのですが、マタニティケアを受けた方が良いか、受けては良くないかと言う点から話しましょう。

結論から言うと受けた方が良いです。

これは私が整体師をしているから、言えばお客さんが増えて収益が上がるかもしれないからなどと言う、しょうもない理由から言うのでは決してないと先に言っておきます。

マタニティケアを受けるリスク

まずリスクの話からです。

胎児や母体に悪影響のある施術は大きく分けて2種類存在します。
1つは、誰が見てもおかしい施術。
もう1つは、人体の知識が無いと分からない施術です。

まずうつ伏せの施術は完全にアウトです。
下向きですね、理由は簡単、お腹が圧迫されるからです。
誰がどう見てもヤバそうですよね。
絶対にやめましょう。

次に妊娠中で、骨盤を圧迫する施術法です。
基本的には骨盤はノータッチです。
しかし上手く骨盤が広がらないせいで腰などに我慢できない痛みが出る妊婦さんもいます。
そういう場合は骨盤が徐々に広がるような助けをする施術が必要になります。
股関節のストレッチや、臀部周囲の筋肉を緩めたり、腰に変な力みが無いかを確認して緩めたり。
しかしこれは結構専門的な知識と経験と確かな技術が必要です。
信頼できる施術家に頼みましょう。

ここで注意ですが、いわゆるドクター、医者なら施術しても問題ないと言うわけではないということです。
お医者さんはまず、施術技術は別に大したことありません。
無理は勿論しないと思いますが、医者に解してもらうことはお勧めしません。
まあそもそも施術はしないと思いますが。

それと病院などにいる理学療法士ですが、これもマタニティケアが出来るとは全然限りません。
よっぽどの施術経験と知識と技術が無い限りは出来ないでしょう。
というかリスクを最優先してしないと思います。
出来ませんってはっきり言う方の方が逆に信頼できますね。

そしてさらに整骨院。
ここには重度整復師、または鍼灸師、たまに按摩マッサージ師もいますが、ここらの国家資格者たちに関しては別に特別視することは無いと思います。

結局は経験と知識と技術になります。
マタニティケアに特化して何年も勉強しているわけではありません。
資格持ちだからと言って安心するのはやめましょう。

では民間資格に関してはどうでしょうか?

これはハッキリ言ってほとんど意味を成しません。
お金を払って短期間の研修を積めばほぼだれでも取得できます。
これを読んでいるそこのあなたも取得できると思います。
民間資格に関しては無視していいでしょう。

では一体誰に頼めばいいんだと言う話になってきますね。

私のことはさておき、マタニティケアに関して何年も施術を行ってきたという実績がある人間を探すのが良いでしょう。

なるべくならお近くで探される方が色々と負担も少ないでしょう。
金銭面は多少かかるものと覚悟しておいた方が良いと思います。
安くやっている店で当たりは中々引けません。
だからと言って高い店ならいいと言うものでも決してありませんが、内容的にどっちか悩んでいるのであれば高い方を選ぶのが無難でしょう。

あれば、ですが、ちょっと短めのコースでお試ししてみると良いでしょう。
確かな技術でも自分には相性が悪い場合もあります。
良ければリピートを考えましょう。
ダメでしたら口コミなどにボロクソ書きましょう!
ダメなお店はどんどん潰していくべきです。

さてちょっと話が逸れてしまいましたが、2つ目。
人体知識が無いと母体や胎児に悪影響があるのかどうか素人には分からない施術です。

施術家の中で有名なのは踵(かかと)ですね。

子宮の反射区

ここは足ツボの反射区で子宮や卵巣に効く、又は影響すると考えられているので妊婦さんにはNGとなります。

鍼(はり)をイメージすると、ツボってのはピンポイントで1点。
鍼先で1mm四方くらいの点ぐらいがツボなんだってイメージされる方は結構多いと思うんですが、全然そんなことありません。
ツボは割りと範囲的なものです。
画像で見る通り、子宮の反射区も範囲的に示されていますよね。

なので踵のその部分、1点ないしは2点だけをアプローチしなければいいと言うものでもないのです。
踵全体は基本的に触らないですね。

歩いたりも当然するので、持つとか支える分には全く問題ありませんが、施術となるような刺激を与えることはNGとされています。

タイだったと思いますが、妊婦さんが足ツボを受けていた途中に失神し、そのまま死亡、胎児も亡くなってしまったと言う事故がニュースになった事があります。
そのニュースも目を通したことはあるのですが、具体的に、足ツボの何がどう、何に影響を与えたことで妊婦が失神してしまったかなどは具体的に分かっていないようです。

実はダメだとは言われているんですが、それでNGだ、禁忌だと言われている箇所をツボ押ししたことで妊婦さんの事故につながったと証明できるケースってほぼ無いんですね。
因果関係が説明できないと言いますか
状況判断からして足ツボとかが原因だったのかもしれない、という推測でしかないんです。

誰かしらかいろんな話を沢山聞いていると、早産になってしまった、っていうことも全く聞かない訳ではないんですが、施術を受けてしまったためにってことが関係するかどうかはどうにも説明がつかないことの方が多いです。

足ツボはそもそも、内臓系にダイレクトにアプローチします。効かせます!ってコンセプトの下で行われる施術なので、妊婦さんは基本的に受けない方が良いですね。
安全を取るのであれば。
しかし危険な証明もされてないのは事実です。

そういった事例が無いことも無いので、安全の為にやめておきましょう。くらいなものです。

あとは、合谷(ごうこく)、三陰交(さんいんこう)、肩井(けんせい)と言ったツボも危ないと言われたりします。

合谷は手の甲側の、親指と人差し指の骨を指でなぞって、交わるくらいの所にあります。
割りと万能のツボとネットなどでは紹介されますが、私はほぼほぼ使わないですね笑

万能のツボって何が何に効いてるかハッキリしないので私としては使いづらいんですよね。
まあこれは余談ですが。

三陰交はふくらはぎ、内くるぶしからちょっと上にあがった骨のふくらはぎ側くらいにあります。
ここは安産のツボとも言われるんですけどね。
なんで危ないのかは正直分かりません。
私はこのツボに関しては、特に浮腫みが強くてどうにもならない方にしかほぼ使いませんね。
あとはダイエット等で悩まれている方とか、とある内臓を元気にしたい方とか。
妊婦さんにはそもそもつかいませんね。

肩井は読んで字のごとく、肩にあるツボですね。
肩の真上よりはやや後ろで、耳の外端から真下に降ろしたくらいのラインにあるツボです。
ここは普通にマッサージ等で良く押すところですね。
しかしこれも堕胎に繋がるかと言われれば、理由も証明も出来ない箇所でして、古典のような古い書物に記されていたりするのですが
何を根拠に書かれているのかは未だに不明です。

仮に、肩井と言うツボだけを何度も強く押された妊婦さんがいたとして、その方が流産の危険性もそもそも見られなかったのに、流産してしまったと言うケースが何件も確認されれば、ああそこは危険なんだってことは結果的に分かるのかもしれませんが、そんな実験も出来ませんからね。

早産してしまったという報告を貰った施術家もいるそうですが、そこを押しても問題なかった妊婦さんの方の方が圧倒的に多いです。
割合で言えば99対1くらいなもんじゃないでしょうか?

あと、妊婦さんは結構肩凝りに悩まされている方が多いので、肩は施術した方が良いと思います。

私はお客さんに止められない限り肩井のアプローチはしますね。

まとめると
知識、経験、技術、実績のない施術家に安価で頼むのは危険でしょう。
安全を考えるのなら、例えば口コミがサクラっぽくなくしっかりと書かれているとか、マタニティに関しての考えを書かれていたり、話している方。
またはマタニティの施術経験が豊富な方を調べて、その上で自分が危険であると思う所はしないでくださいと施術家に伝えて受ける!

これですね。

マタニティケアを受けるメリット

リスクについては話しましたので今度はリターン。
つまりはメリットを話しましょう。

妊婦さんはお腹が大きくなる関係で、自由な行動がとれません。
うつ伏せには寝られないですし、重くて行動も制限されます。
危険な行動や、過密な場所は避けますし、行動しようとしても疲労が勝つことが多いです。

それらは全てストレスに繋がります。
ストレスからマタニティにかかる弊害に関しては上で話しましたね。

これらのストレスがかからないようにする、またはストレスを低減させるのがマタニティケアです。

お腹を気にしている妊婦さんは、痛いと自覚してようやく肩が~、腰が~とおっしゃる方がほとんどです。
しかし、ではホントに肩や腰が悪いのでしょうか?

肩や腰も悪いかもしれませんが、それらの問題を根本から見つけ出して良くしようとするのがちゃんとしたケアですね。

これらは妊婦さんは気づき辛いですね。
理由は、お腹に意識が行くからです。
ただでさえ原因箇所の特定って自分の身体で見つけるのは難しいので。

なので例えば腰には、脚とか。
肩には目とか腕とか。

元から良くして、身体を動きやすく、生活しやすくするのがちゃんとしたケアになります。

既にストレスの溜まった方とかは、最初のカウンセリング、つまりは施術前に詳しい話を聞こうとすると。

良いから早くしてよ
とか
そんなこといちいち聞かないで
みたいな雰囲気と言うか、顔をされている方もいます。

しかし施術後、気持ちよい施術を受けて、身体が軽くなった方などはベッドに座ってお話をする際に、施術前の雰囲気とは一変して真剣に話を聞いてくれたり、ニッコリ上機嫌になっていたり、不眠で来られた方は首カックンカックンと船漕いでいたりする方もいます。

ストレスなどの心のケアはまず身体からしてしまうのが手っ取り早いとわたしは思っています。
そんなお客様を何千人と見て来ました。

ストレス等で家庭の雰囲気が険悪化してしまっていた場合など、施術を受けて上機嫌になると、良好な雰囲気に改善されることも多いでしょう。

内臓の元気さを取り戻せば、食欲が沸いてきたと言って帰りにご飯食べると言われるお客さんも多いです。

メリット何て上げればいくらでも出てきますが、デメリットの様に多く書く必要もありませんね。

では最後に、私がどんな施術を行っているのかお客さん目線でお話しします。

まず、お客様の希望しない体位は行いません。
仰向けがキツイと仰る方もいますので、そういう方は即位、つまりは横向きだけです。
横も辛いと言う方も極まれにいらっしゃいますが、その方は座位、つまりは座ったままですね。

着替えもお客様の好みで、どちらでも構いません。
着替えるのが面倒、億劫だ、問題ないと言われる方はそのまま。
着替えても問題ない、着替えたいと言う方にはお渡しします。

強さに関しては施術ポイントに分けて大きく変えます。

問題ない箇所に関しては必要であればしっかり押しますし、腰や骨盤に関しては必要最低限しか行いません。

踵はアプローチしませんね。
頼まれても危険性を伝え説得します。

肩は押しますね。
合谷、三陰交に関しては必要性を感じないのでほぼアプローチしないと思います。

マタニティケアを受けたことのある妊婦さんは、弱すぎて効かなかったと言う感想を持つ方も多いと思います。

その通りで、残念ながらマタニティケアに関して自信をもって、知識や経験を裏付ける施術が行える人間は少ないです。
それゆえ、弱い刺激で安全を第一に凝りも解せない施術で終わってしまうことが多いですね。

ようやく安定期に入って施術を受けたのに、効かなかったじゃ残念じゃないですか。

なので私は効かせるところはしっかりやりますし、押せないところはやりません。

その辺を考慮の上で、もし現在身体がキツイと感じている妊婦さんがいましたら一度、お電話だけでもご相談ください。
旦那さんがこの記事をご覧になって、この施術家なら任せても良いかもしれないと思ったら是非、奥さんともご相談くださいね。

ご連絡お待ちしております。

ご予約等はこちらから宜しくお願い致します。

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